約三ヶ月ぶりに舞台99の映像の一部を浴びて*1再度気が狂った今日このごろ。
えー以前、気が狂ったオタクが気を狂わせたまま書いた文章で推し香水を選んでいただいて、それをレポしたわけなんですけども。
ily000.hatenablog.com
その後ですね、私の観測範囲*2で、おんなじキャラの推し香水を頼まれて、それを頼むにあたっての解釈文を公開してくださった方が増えまして〜!!!!!!
やったー!!!と美味しく解釈を咀嚼*3してたんですけど、
「え〜〜〜せっかくなら他の人のやつも体感したい!!」
と、気が狂ったので、ひとまず5名のフォロワーさんの許可をいただきまして、
みんなの家に届いた推し香水を注文しました!!!!!!(ドンドンパフパフ〜!!!)*4
と、いうわけでレポしていきたいと思います!
参考にさせてもらったブログ、伏せった、ツイート
まず、許可を頂きました皆様は下記5名のフォロワーさん達です!!全員快く許可を頂きまして、本当にありがとうございま!す!!!
神木坂つばさ、黒澤をそれぞれ単品注文されてる方もいるので、トータル4種ずつになる、はずでした。(理由は後述)
らいむさん (神木坂つばさと黒澤)
zeb.hatenablog.com
雪さん(神木坂つばさと黒澤)
fusetter.com
トワ大吉さん (神木坂つばさと黒澤)
towakichi9.hatenablog.com
たかなしさん (神木坂つばさ)
fusetter.com
モズクさん (黒澤)
到着した香水
わーいたくさん届いたよ!!!
というわけで、5種+前回の推し香水頼んだ時にこれがくるかもしれない、と予想した香水1種、おまけのトータル7本が到着しました!
いっぱい〜〜!!!嬉しい〜〜!!!!というわけでレポしていきます!!
ちなみにあまりにも引用しすぎそうな感じなので引用は絞ってます、ぜひ元のレポを読んで、私が狂ってるのをお楽しみください(?)
まず、ちょっと特殊な神木坂つばさ推し香水かつ黒澤推し香水というヤバい香水から。
J-Sent 光芒(Shaft of Light)
(神木坂つばさ推し香水→らいむさん、トワ大吉さん、たかなしさん/黒澤推し香水→モズクさん)
そう、前提でお話ししましたが各キャラ4種ずつくるはずが、来なかった理由は
まさかの香水選定が同じだったから!という理由です。あの、皆さんの解釈の一致度がすごいんですよ……びっくりしましたよね。
そして見方を変えたらそれはこう、表裏的な意味で黒澤の概念にもなるのかと皆さんの考察にひっくり返っております。
あまりにもみんなが99だっていうのでこれだけ容量多めに買いましたもん……。
はい、それでは匂いのお話を。
トップノートは「驚きの爽やかさ」
嫌味のない柑橘が全面に来て、その後ろに花の香りがする。
神木坂つばさでいうと、若々しくてこう、フレッシュな子役で売ってた感じ。純真無垢って感じ。
黒澤で言うと、こう、外面。それこそ森山とか淡路島に最初にとってた態度みたいな、きちんとした敬語を使って渉外できる感じ。清廉潔白……と言うより潔癖かな。
後、結構しっかりめにプッシュしたつもりだったんですが(最初出が悪くて2プッシュくらいしてた)匂いがキツくないしキツくならなかったです。そういうのとても良い。
ミドルノートは、柑橘が抜けて後にしていた花の香りがさらに複雑に絡み合ってブーケみたいな鮮やかさで出てくる。
うん、これは嫌いな人がいなさそうな香り。というか、ミドルノートで初めてシトラスじゃなくてフローラルか!って位花が主張してくる。
嫌いな人はいないけど、複雑なこう想いが交錯する感じとかそんな感じのニュアンスで捉えていいですか?(混乱)
と言うわけでここで香りの内容を改めて確認
トップノート : ベルガモット、レモン、グレープフルーツ、オレンジフラワー
ミドルノート : ローズ、ジャスミン、ミューゲ、ユリ、マグノリア、ガーデニア
ラストノート : ムスク、アンバー、サンダルウッド、パチョリ、バニラ、オークモス
ジェイセント[J-Scent] FRAGRANCE COLLECTION | コレクション
なるほどなるほど、私の感じたイメージはあってそうです。
そして次に香水のイメージなんですけど
天から差し込む光の柱に照らされた草木の生命力を感じさせる香り
ジェイセント[J-Scent] FRAGRANCE COLLECTION | コレクション
静けさに包まれた緑の大地を踏みしめる。そこへ差し込む天からの一筋の光。爽やかな朝の空気を胸いっぱいに吸い込みながら自然の生命力を頂く。ローズやジャスミン、ガーデニア、百合などの花々に歓迎され、土の香りや木々のぬくもりに抱かれる日本の静かで神々しい森の目覚めを感じさせる香り。
Celes (セレス) | J-Scent - Shaft of Light (ジェイセント - 光芒)
あの、あえてここで舞台99のEDの「君は僕のスター」から一節出すんですけど
「どんな時も 僕を照らす一筋の光」
じゃないですかヤダ〜!!!!!!!!!!!!
えっ誰かEDの歌詞丸っと送ってます???送ってないですよね????なんで知ってるCelesさん????やっぱりCelesさんこの舞台見てるんじゃないですか???????ちょっと感想戦してもらせませんか???
私は大混乱ですよ。あまりにも、わかりすぎている。*5
そしてラストノート。
ムスクとアンバーが香って、大人の香りに。前半の爽やかさというか、成熟しきってないがちょっと黒澤とは違わないかな?と思ってたんですけど、いや成熟仕切ってないって意味では少し頑なで幼稚にも見える「絶対悪を憎んで成長できると言うことを認めてない黒澤」って言うのとは一致してるんですけど!!!!!!ラストノートは完全にむしろ大人である黒澤って感じ。そんでもって多分今回の事件を経て「お酒が飲める年齢って意味の大人」じゃなくて「本当の意味での大人へ成長した」という意味での神木坂つばさ、って感じの匂いがする。
大人の匂いではあるんだけど、前向きになれる。そんな香り。
いやこれ神木坂つばさでもあり黒澤でもあるの大正解すぎてヤバいです。これは気が狂う。これぞ解釈による推し香水。最高。
次は神木坂つばさ香水いきます!
L’artisan Parfumeur – Histoire D’orangers
(神木坂つばさ推し香水→雪さん)
後述しますが、L’artisan Parfumeur、他の場面でも出てくるのでこの段階ですでにマジか!エモ!とおもってます。
と言うわけで香りを〜!!!
まずトップノート「高級な石鹸の香りがする!!!!!」って感じ。爽やかな香りの奥に、ほんのり香る柑橘……清潔感と、若い香り。
これは隣にいたらドキドキする香りかもしれない。いい匂いすぎて振り返るタイプの匂い。
思わずトップノートが消える15分間ずっとふんふんしてた。爽やかすぎて嫌いな人いなさそう。
時間が経ってややムスクが強くなって、石鹸から花束のようなふんわりした感じに。形で言うなら丸。
香りは結構強めな気はするかな……直前に香ったのがj-sentだったからかも。
と言うわけで香水のイメージの話も。
太陽の光と陰影、美しいコントラストを表現した、軽やかなオレンジブロッサムの香り。
<中略>
人生を変えるような旅。
https://latelierdesparfums.jp/products/histoire-d-orangers-edp-spray%20https://latelierdesparfums.jp/products/histoire-d-orangers-edp-spray
太陽の光って言うのと、陰影っていう言葉でもうまず拝みましたよね!!!!!
黒澤のセリフから引用なんですけど、
神木坂つばさの光が私の人生を照らしたんだ。私にとって、君は光なんだ。
人生を照らす光なんですよ……太陽の光なんですよ……神木坂つばさはさぁ……(クソでか感情)
そして多分この刑務所にいる時間は神木坂つばさの影の部分なんだろうな、と思うし、人生を変える旅なんだろうなというのを直感してしまったので、もう何も言えない……。最高じゃないですか、そんな香水。
そしてそれぞれのノートの香り詳細も。
香調:フローラル(フレッシュ サニー フローラル)
トップノート:ネロリビガラード、ホワイトティー
ミドルノート:ムスク、オレンジブロッサム、モミアブソリュート
ラストノート:アンバーノート、トンカビーン
ラストは甘めの香りがふんわりと続くというかミドルからラストへの変化は少なめかなと。
もうラストジャッジャーンって音で優しく微笑みながら決めポーズとる神木坂つばさそのままの柔らかさですよ!!!!あのふんわり笑う彼の晴れ晴れとした笑顔の香りです。
ちょっとそのままの写真はないのでゲネプロレポートのラストシーンの写真見といてください。雰囲気は伝わると思います。みて。
25jigen.jp
次は黒澤の香水いきます!
黒澤については、光芒がきたモズクさん以外の3本のご紹介です。
まずは
L’artisan Parfumeur – Nuit de Tubereuse
(黒澤推し香水→らいむさん)
これ香る前に説明するんですけど、L’artisan Parfumeurなんですよ。
前項で説明した雪さんの香水と同じメーカーなんですよ。
Celesさん500種類以上香水あって、香水自体がかぶることはあってもメーカーがかぶることめったにない印象だったんですけど、まさかの選択肢でテンションここでバチクソ上がっちゃいました。
とりあえず前情報なしにまずはワンプッシュ。
他の香水と同じムエットにかけたんですが、香りの広がり方がどの他の香水よりも一気にぶわっと広がる感じ。香るのは気高そうな花の匂い。ほんのりスパイシー。
なんていうかね、月光花?月の下で咲いてる感じのイメージ。白とか、そんなイメージの花の香りのイメージ。
というわけで情報を確認。
パリの夏の夜。月夜の下、甘く妖艶に咲くチュベローズを讃える香りは繊細で優しい口づけをしたかと思うと、ミステリアスで官能的な余韻を残して去っていく。気高い印象のスパイスと共に織りなす、ドラマテックな夜に似合うモダン・セクシーな極上の香り。
Celes (セレス) | L'artisan Parfumeur - Nuit de Tubereuse (ニュイ ド チュベルーズ)
月下の花のイメージ合っててびっくりしました。*6
チュベローズ、検索するとオランダスイセン、とのことで。いやなかなかイメージ通りの花の形。こんな香りなんですね。
そしてミドルに移行した香りは「びっくりするほど甘い!!!!」なんだろう……トップノートから、一歩内側に踏み込んだ香りがする。
作品のイメージからの話だと、トップノートは「憧れの神木坂つばさが目の前にいることで、好意が隠してるつもりでダダ漏れになっている状態」なんだけど、ミドルノートは「神木坂つばさに自分が憧れていた、ということを話した状態」っていう感じ。
トップノートよりもフローラルが強く感じられて、でもなんだろう……女性的過ぎずに不思議な中性的な感じの香り。男らしい顔の黒澤があえて髪が長い感じとか、そういうところにつながるような感じの香りがする。
ちなみにユニセックスでした。そうか、ユニセックスなんだ……。
ノートはこんな感じ。
トップノート:ピンクペッパー、ベリー、カスカリラ、アンゼリカ、マンダリン
ミドルノート:、イランイラン、マンゴー、チュベローズアブソリュート、ローズ
ベースノート:クローブウッド、サンダルウッド、ラブダナム、ムスク
ラストノートに移行してもかなり強い香りが残る。観劇終わったあとの印象の強さがそのままの感じもするし、作品のイメージだとしては「神木坂つばさへのあこがれはそのままに晴れやかな顔してる黒澤(つばさに胸をトンとされている顔)」って感じでした。伝わらないと思うので、やっぱり舞台99の円盤は必要だなっていま改めて思いました。あるんですよ!!!!そういうシーンが!!!!!!エンディングに!!!!!!!!!!伝わって!!!!!!!!!
続きまして、
Parle Moi De Parfum – Orris Tattoo
(黒澤推し香水→雪さん)
香水名……タトゥー……記憶に刻まれてる……ということで……???と思いながらまずは前情報なしにムエットワンプッシュ。
……折り目正しい公務員の匂いがする。消毒液……というような青みを感じる香り。
どこかで少し不思議な感じ。オリエンタルというか、ウッディさを感じる温かみのある香り。
ここで香水の説明を。
伝統的なパフューマリーの原点回帰。その最も希少な天然成分でもあるイリスへ捧げるオマージュ。土の中で3年以上育て、その上で更に3年乾燥させ、丁寧に粉砕して出来あがるのは土の香りを含んだクリーミーなイリスバター。お肌の上では、ほのかなフィグリーブとスミレがイリスをより美しくリッチに引き立てます。これはタトゥーのように記憶に刻みたくなる普遍的な香りです。
Celes (セレス) | Parle Moi De Parfum - Orris Tattoo (オリス タトゥー)
なるほどわからん。
ので、別のところから再度引用。
「ORRIS TATTOO/29 (オリス・タトゥー/29)」は、時間が経っても薄れないタトゥーのように、“記憶に刻み込まれる香り”という意味が込められているのです。
2020年代のユニセックス・フレグランス!『パルル・モア・ドゥ・パルファム』 | FELICE(フェリーチェ)
なるほど〜〜!!!!!やっぱり〜〜!!!!!!!
改めて思うのは、黒澤の記憶に刻まれているのは「映画の中で頑張っている神木坂つばさ」なんですよね。そしてそれは今を生きる黒澤の中で全く色褪せることなく彼の背中を押すまさにそれで。そういうところにかぶせてくるあたり、Celesさんやっぱり舞台99観られてますね……完璧な解釈です。
みずみずしさや苦さも感じます。落ち着きすぎず、華やかすぎず、とても奥ゆかしいイメージ。かといってニッチフレグランスブランドにありがちな難解さはありません。
2020年代のユニセックス・フレグランス!『パルル・モア・ドゥ・パルファム』 | FELICE(フェリーチェ)
ここの説明の「みずみずしさや苦さも感じる」というところがめちゃくちゃ黒澤だなっていうのもあって。作品内の刑務官3人の中で1番若くて、所長と囚人たちへの行動で言い合うのってもうなんていうか「若いからこそ」の意見だし、「ある意味若さがあるところからの苦さ」というのも感じてしまうのでこれこそ正に香水は体を表す、だな……と思いました。
雪さんがレポに記載してましたが、見た目とか作品の情報がなかったからこその黒澤の刑務官としての若さゆえの真っ直ぐさ、みたいなものが出たのかなぁ……なんて勝手に思ったり。
ちなみにノートの移行がない香水のようなので、基本的に大きな変化がないように感じたんですが、最後のほうは紫蘇のような爽やかさも感じました。これは……うん、外面の黒澤さんかな……!
さて、ラストの黒澤香水です。
Comme des Garcons – Blackpepper
(黒澤推し香水→トワ大吉さん)
なんかとてもタイトルでなんとなく、香りの予想がつくんですがまずはムエットにワンプッシュ。
すっごい、完全に、黒胡椒の香り。それこそくしゃみが出るんじゃないか、と一瞬思うくらいのパンチのある香り。そういえば胡椒って香料の一種なんだよな……と思いました。シャキと思わず背を伸ばしたくなる香り。姿勢のいい刑務官の香り。
というか、この香水の香りの一発目のパンチがもうどう考えても「黒澤が最初に登場したときのパンチ」の強さなんですよ。
囚人に理不尽に「うるせぇー!!!!!」って叫んでM1に入る時の、私はあれ本当頭を全力で殴られたような衝撃を受けたんですけど、まさにそんな感じの強い香り。激しい香りですね。
なんて感想を書いていたら香りがどんどん変化していって。最初の衝撃の黒胡椒から全く別の香りに。
ムスクの強い大人の暖かさのある香りに。フローラルとかは全く感じない、ウッディな……この香りも一応ユニセックスなんですけど、割とメンズ感あります。なんていうか、かっこいい香り。*7
そして彼は作品の中で「神木坂つばさ」に直接出会うことで、彼自身にも変化が訪れるんですよね。
囚人たちはクソだー!って言っていたのに、囚人に向き合いたいと、囚人たちにも未来があると、素直とは言い難いけれど、それでも彼自身も前を向く方向にかわってくんですよね。この変化が正にこの香水の変化にも合うなと思いました。
と、思いの丈をガッツリ語ってしまいましたが、香水の説明を……と思って卒倒したのでぜひ見てください。
星が存在しない真っ暗な空。スパイシーペッパーの種子との衝突。そして、焦げたシダーにマダガスカルペッパー、トンカビーン、溶けた樹脂、ウードによる熱を持った豊かなハーモニー。これはスパイスをめぐる未知への絶え間ない探求と情熱がつまったセクシーでモダンな傑作です。
Celes (セレス) | Comme des Garcons - Blackpepper (ブラックペッパー)
あの、何度も言ってるんですけど、EDは「君は僕のスター」なんですよ。そして、つばさが歌う劇中歌は「見えない空」なんですよ。
黒澤が、舞台の冒頭で居たのが「星が存在しない真っ暗な空だった」って想像したらエモさでオタクが死にました。
いやむしろそこに居たのはもしかしたら神木坂つばさなのかもしれない……。
現場からは以上です(?)
と、いうわけで今回は同じ推しの概念香水を堪能させていただきました。
いや、本当このサービスマジで天才だし、他の人の解釈も浴びられるので最の高でした。
ぜひ皆さんもCelesさんで概念香水を注文して浴びてみてくださいね……!!
www.celes-perfume.com
以上